巡るものたち・・・・・

その小さな言葉は、大きな受信アンテナでキャッチしたものである。

聞こえたものだけが、その世界に入ることができる。

それを幻視・幻聴と片付ける事は簡単であるが、ただ切り捨てたのでは、問題の解決にはならない。


聞いたものが、それを誰かに発信し、様々な波及があっても、それは必要であり、必然なのだ。

負の心理であれば、それが驚くほどのスピードで拡散する事を学べばよい。

正の心理であれば、悲しいほどのスピードでしか伝わらない歯がゆさを学べばよい。


受信も送信も・・・その出力と周波数が大事である。

わかりきっていることでも、その場に立たなければわからないことだらけである。

頭でわかっていても、身体がわからないこともある。


我々にはわからないことだらけである。

だからこそ、そのわからないことを恐怖という言葉で片付けないで、認めていく勇気も必要なのだ。


我々の知らない世界が確かにあり、それはどこか遠いところではない事を・・・・

まるで日常の中にある、ひとこまのように・・・・・・・・・

隣家の空間には・・・確かにあなたと違う世界があるのだ。


意識は発信者を中心に・・・拡散し、やがて木霊のように戻ってくる。