来年を占う・・のではない。そうなるのだ。 |
あれから12ヶ月になる。
各々が立てた目標や計画は、果たしてそのようになったのだろうか。
途中棄権もあれば、現在進行形です・・というものもいるだろう。
仕事人自身の抱負についていうならば、達成率は100%。同時に、掲げた目標がハードすぎて、体の負担は200%を超えたようだ。

達成率が100%の理由は、単純明快だ。後悔のない1日を迎える・・・・という生き方ができたことである。
売上など、数字的なものは必要だが、体の負担率が200%も増加しているのなら・・・きっと数字もそうであろう。(笑)
さて、軌道修正しよう。
なぜ、自分自身の話をしたかと言えば、同じ土俵に立つためである。
今年、大きな行事として開催されたNPO法人の手業施術師・士の試験がある。
ここの課題が、秒殺である。
この秒殺は、人を誉めるところから始まる。
人心掌握術の一つともいえる。
試験が終わって、数か月経過した。
この間の出会いの中で、人を誉めることを心掛けていたものは、気負いもなく、躊躇いもなく、ストレスのない状況で人を出しく評価して褒めることができる。
この褒めるということは、今、巷でも管理職の必須課題的に多くのセミナーで実施されている。
人を育てるためには、叱る技術と褒める技術が必要なのだ。
手業師に、この技術が必要な理由は、心の癒しを求めてくるお客様に対応するための基本である。
肥満や拒食などについては、時に叱る必要もある。
また、健康問題に気が付き、意識の改善・食の改善・その他多くの改善項目ができ始めたら、褒める技術も必要になる。
それら以上に・・・心を通わせるための大事な通過点なのだ。
この試験・・・見事合格した者は、極わずかしかいない。それだけ難関ではあるが、不合格だからと言って、技術を磨かなくてよいわけではない。
日常で、日々の業務で、今日という大事な時で・・・そして今日しかない出会いもあるはずだ。
そんな絶好のチャンスが到来しているにもかかわらず、自ら技術を磨かずして、上達はあり得ない。
毎日行うからこそ、それが自分のものになるのだ。
数か月経過した今・・・・・その秒殺の領域に到達していないのであれば・・・・来年もまたそれを修得することはない。
また、折角合格した者であっても、日々是精進のように、一日一善・・いえいえ、一日一言・・・どこかで誰かが元気になるような言霊を発しておかなければ、磨きはかからぬ。
来年が期待通り、願い通りにしたいのであれば、今年の課題は悔いが残らぬようにクリアしておくことだ。
クリアしないものは・・・また来年になってこの問題で意気消沈するしかない。
そしてそれは、前進ではなく、停滞を意味する。
