幾つもの嘘

人の為と書いて、偽・・・になる。

誰かの為、人の為を前面に押し出していうのは、果たして真実かどうか・・・である。


この嘘・・・・いくつも種類がある。大別すれば２つであるが、良い嘘とそうでないものがある。

悪い例は、保身の為や相手を傷つける類である。

良い例は・・・その嘘によって、相手が当然のこと、良い方向へ進むものだ。


たとえば、多少顔のパーツ配置に問題があっても、良い部分を見つけて全体として自信につながる言葉をプレゼントすること。

平たく言えば…自分でブス…と勝手な思い込みをしている人に、笑顔が魅力的だよ…と声をかけるのは、良いウソである。（長所を評価することは、嘘ではありません。この場合は、比喩として使っています。）

さて・・・好ましくない嘘の究極です。


自分の保身のために吐き出す嘘は・・・もっとも好ましくない部類です。

他人を傷つける前に、自分自身を深く傷つけるからです。

そして、自分の中に、いくつもの人格を生み出す傾向が出てきます。

正義と悪の戦いのように・・・・それが自分の中で戦いだすと、嘘をつくことで身を守るという大きな誤解に発展します。

自身を欺いて、何の得になるのでしょう。

そう、一切の得がないことがわかっていても・・・・・いつしか言動のパターンがマイナス方向になるのです。


嘘を隠すために、嘘を続ける。

この生き様にに見えるものは・・・・虚無しかありません。