第三章・三節 闇の力 この世とあの世と・・・ |
権力があり、金力(経済力)。知力 体力 精神力 力がないことは、無力ともいう。
この世界は、この世界を治める力がある。
大自然の力と、人間の都合に合わせた法の力かある。
この世があれば、あの世もある。
この世にいて、あの世を知るものは少ない。
あの世は、二つの世界に分かれる。
俗にいう、天国と地獄と考えればよい。
その二つの世界には、それぞれ異なる力が支配する。
天の世界には、善なる力・正義である。
地獄の世界(闇の世界・魔界ともいう)には、悪の力・魔力である。
それぞれの世界においては、その力が最も強大な力である。
反する力は存在しない。
魔界においては、善は必要なく、天界においては魔力もいらない。
しかし、人の世界・この世にはこの二つの力が共存する。
お互いの力が鬩ぎ合い、人を通して力を誇示する。
天界の力は、人に善と正義を与え
魔界の力は、誘惑に始まり、破滅をもたらす。
人は、この力を欲するものだ。
偽善者は、魔界の力を拝借しながら、自らを善と名乗る。
天の力と錯覚し、・・売名と偽善と自己満足に走る欲望・・・
闇の力の恐ろしいところは・・・それが光の世界にいると思い込んでしまうことだ。
この世には・・常に天界と魔界の力が作用している。
それらの誘惑に負けないことが、人の力を目覚めさせる。
神でもなければ悪魔でもない。
人はその間にあるものなのだ。
闇も光も自由に行ける。
それは、そのどちらの世界にも通じる使者なのだよ。
神の僕であり・・・悪魔の使いにもなる者。
愚かな生き物であるが・・・・あの世に行くまでにここで修行をするしかない。