2020年 02月 14日
民間施設の厨房防水工事 |
こちらの記事は記録用です。
プライマー塗装が終わったら、しばらく乾燥させてからゴム状の塗料を塗ります。この時ローラーは、普通のものではありません。骨材用・マスティックローラーを使用します。 塗装面が均一になるように塗り上げます。ローラーが特殊なので、丁寧に塗れば自然になだらかになります。
入り口付近・・・・特に足跡・傷が多かったので大きめにカット・塗り直しして仕上げました。
2/12 13日の二日間で厨房床の防水工事です。無休体制の施設なので、深夜の工事となりました。
まずは初日の画像です。
床面の塗料が剥離・ところどころクラックもありわずかずつでも浸透していく水が心配です。ということで防水塗装。
まずは浸透性のプライマーを塗装しますが、床面を拭き上げ一般的なドライヤーと高出力のがんヒーターで側溝部分や床面を強制乾燥させます。
画像はプライマー塗装中
そしてこちらが13日・・・・通常使用するので、ある程度は予想していました。
ヒールマーク的な靴跡・そして足跡・・・・通常の歩行では傷がつくようなものではないのですが、さすがにヒールや重量物を一点集中されると傷もつきます。
また十分乾燥させていても、わずかな水分が蒸発して、気泡もできたりします。
今日の確認段階で、十数か所・・・・(T_T) 予想はしていたので、慌てずカッターで膨れた部分・傷の部分などをカットして、再びプライマーを塗装し、ゴム状塗料を塗りなおします。
この間に、設備機器の真下を仕上げのトップコートで塗装しておきます。
こちらがヒールマークや傷の部分。
これはカットしたゴム状塗料。赤色が旧塗膜 かなり劣化しています。
厚みは1ミリ以上あるので十分です。
補修が済んだら、仕上げの保護塗料・トップコートで仕上げます。硬化剤入りなので強度もアップ。乾燥時間も短縮できます。
塗った直後なので光りすぎてますが・・・(^-^;
まとめておきます。
① 気泡原因 コンクリート中の微量な水分
② 旧塗膜の劣化によりプライマー効果が薄れた。(しっかり密着しているところも当然あります。
③ 上記の対処法
膨れた部分・傷の部分はカットして除去
再びプライマーを塗装して乾燥
乾燥後ゴム状塗料の再塗装
硬化剤入りの保護塗料で仕上げ
という形で終わりました。排水用の側溝やクラック部分は問題ない仕上がりでした。
あとは、しばらくお使いいただき様子を見てもらうのが一番ですね。
by xqptd923
| 2020-02-14 00:28
| 特殊な塗装工事
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