ウッドデッキの塗装工事・・再処理について |
お客様が何度か塗装をしたもので、これを剥すことから始まります。手入れをする・・ということは、それだけお客様が愛着をもっているので、当然仕事を任された側としても、高品質な塗料・適切な施工をする必要があります。
今回は、ご近所に住むM様のご紹介・このM様宅も仕事人が塗装をしているのですが、ちょっと塗料は高いですけど長持ちします・・とお話してもう彼此7年~8年経っています。
それだけ長持ちすれば塗料もけして高くはないんですよね。そういう塗料で今回のW様宅も施工するわけです。
そのためには、元の状態に戻してからの再塗装・・というわけです。

上の画像は、前回訪問した時に撮影したものです。

白い塗料・そして他にもベージュ系の塗料が塗られています。これを剥離してからの作業です。

今回使用したネオリバー・・強力剥離剤です。直接素肌につくと、やけど状態・・あちち~~~~~~~~~~と大変なことに・・・笑
後ろに見えるオレンジ色の容器の薬剤は薬品焼けした木材を元に戻すしみぬき剤・・・レブライト。これももう20年以上の付き合いになりますねぇ。メーカーはミヤキさんです。
耐油性のゴム手袋はめての作業です。

塗装面に剥離剤を塗り、数分後スクレーパーで削ります。今回は、たち刃というオルファ社製のスクレーパー・・ラティスの幅ぴったりで最適です。

ラティスに塗装された塗料を剥しますが、この三枚だけで9:00~2:00ぐらいまでかかりました。この画像の中央・アンテナ部分はまだ剥離していません。

今回応援に駆けつけた野武士君・・よく頑張ってくれました。おちかれさん。

画像ではわかりにくいのですが、塗料が膨れているとこを撮影しました。

ラティス三枚・両面の剥離が終わったところです。

こちらはデッキ部分・・一度剥離剤を塗って剥離しても、まだ下地塗料があるので、同じ工程を繰り返します。

デッキ部分が約18畳近くあるので、大変な作業です。

初日・・1回目の剥離ですね。この工程はもう一度・・つまり合計3回剥離剤を塗って、綺麗に木材の塗料を除去します。

よくこのような剥離作業をしていると、ベルトサンダーやハンドサンダー、或いは電動鉋を使えば?という方がいますが、今回のような組み立てられたものには、電動鉋は不向きです。解体すれば可能ですが、釘やビスがあって無理。
またベルトサンダーやワイヤブラシでは目詰まりしてしまい、とても剥離できるものではありません。
やはり剥離剤が一番ですね。但し・・・薬品やけしますから、必ずしみぬき剤とあわせて使うことが大切です。
今回、15kgの剥離剤で足りませんでした。明日、再度剥離剤塗布して綺麗に除去してから高圧洗浄をかけます。
完成までにはあと数日ですね。
それと、腐食部分を二箇所交換することにしました。折角塗装するんですからねぇ。♪
明日も引き続きこの現場・・・土日は植木の剪定です。