報告ができる勇気 |
すると、報告がある・・と。
自らの作業で、近隣へチラシ持参でご挨拶を始めたと・・・
地味な仕事である。挨拶回り。
ようやくここに来て、彼は彼らしさを発揮し始めた。
営業は、瞬間で決まることもあれば、即決が必要な場合もある。
同時に、長い時間と付き合いを重ね、初めて成立するものもある。
短期・長期に関わらず、日々の地道な努力が必要なのだ。
今日の現場でお客様が・・・どうして鉋や包丁が簡単に研げるんですか??と・・・
身体に染み付いたものは、簡単なんですよね。身体が覚えているから、無意識ででる。
でも、そこにいくまでは、何丁もの刃物を研いだり、刃こぼれさせたりと・・・笑
見えないところで努力するしかないんですよね。がはっ・・
報告は、結果がでたから・・という理由でするものじゃない。
結果を出すためにするものである。
これまで曖昧な語り口だった彼から、ようやくプロとしての誇り・自覚・そして前向きな意欲が
語られだした。
プロである以上、数字には拘りたい。しかし、数字が悪い時は報告しないで、良いときだけ報告するようでは、プロではない。
もっと突っ込めば・・人間は良いことばかりいう者を信用しないのだ。
また逆に、苦労ばかり、辛いことばかりを言う人間も距離を置く。
良いも悪いも含めて、報告をすることが大切である。
結果に関わらず、報告ができる人間になれ。
そこから勇気がわいてくる。