野に咲く花と花瓶の花 |
彼女がこの30分間で打ち込んでいれば、同じタイトルで、二つの文ができあがる。
野にある蕾が美しい・・と・・・枝を切り取り、花瓶に生ければ、それはやがて花が咲くかもれれない。
或いは、枯れてしまうかもしれない。
しかし、蕾を信じ、、花が咲くのを待ちわびれば、見事に咲くと・・・信じたい。
風雨にさらされ、強い太陽、或いは冷たい外気・・この花を守るのは、花自身の生命力・・それしかない。
タンポポのように、踏みつけられても、何度でも何度でもへこたれない強い生命力と精神力。
花瓶の花と、野に咲く花の決定的な違いはひとつ・・・・・・・・・
種の保存ができるかどうか・・その選択権を剥奪されているかどうかである。
温室の花たちには、生存は許されても、種の保存は必要ない。
しかし、野に咲くものは、厳しい環境の中、生存も種の保存も許されている。
過保護にしないということは、その人の持つ未来や可能性や、種の保存・・つまり意識や知識や、経験を伝承していく・継承させていく・・ということである
30分・・彼女に与えた試練は、今彼女自身の能力を高めていると信じている。
この期待は、だれがもつ・・ということはない。
彼女自身の問題なのだ。
選択権は、生存と種の保存と、輝く未来が与えられている。
彼女はきっとやりとげるだろう。
若葉は温室者ですから・・
温室か、浴室か、好きな方で・・・うはは