咲かぬ種にも意味がある |
それでも中には、芽の出ぬもがある。
しかし、一粒の芽の出ない種に憂う必要はない。
他の多くの芽があるのだから。
植物を育ててみればそれがわかる。頭で理解するのではない。
順調に育った苗でも、台風に襲われることもある。
途中で、虫に食われるものもある。
それでも、育てることが大事なのだ。
咲かぬものは、やがて大地の肥やしとなる。
無理やり咲かすことはできないのだ。
無理やり咲かせたとしても、それが美しくなる保証もない。
あるがままに受け止める・・は、咲くもの・咲かぬもの・全てを意味する。
貴女が選ばれしものなら、彼女もまた別の選ばれしものなのだ。
そこに一つとして同じものがないのだから。
選ばれた基準が違うだけなのだ。
憂う必要はどこにもない。それで良いのだ。