2016年 08月 07日
鉄錆除去 |
本日石巻の現場です。賃貸物件の鉄骨部分の錆とシート部分の錆除去です。
施主様のご心配が幾つかあり、回答させていただきます。
① 錆の原因はどこに ?
錆の原因は、水と酸素によって発生します。(錆の多くは、塩素イオン、硫酸イオン、亜硫酸イオンなど「腐食促進要因」を含んでいます。海岸地域などでは、塩害などもあります。)
構築物の場合、水勾配を含め水が入りやすい場所、溜まりやすい場所・日当たりの悪い場所などなど・・様々な複合的な要因があります。
今回点検確認した状況では、指摘を受けた場所以外にも多くの錆が生じており、特に紙テープで塗料が剥がれる場所など複数存在。著しい場所では、かなりの腐食進行があります。
防水シート付近に錆が目立った理由は、シートが明るくきれいであったこと・・つまり目視しやすい場所の錆が
気になった・・・ということになります。
② ビスの品質不良ではないか?
こちらは考えにくいところです。仮に100本のビスがあって、そのうち4本のみ交換。いずれも大きな錆はなく、黒い汚れのみ。・・・もともと高耐久性なのでビスから錆が生じる可能性は低いところです。
③ 今後錆は拡大するか・・・・
現状説明として、塗料の劣化が進行中。
コーキングの防水性は確保できていますが、ピンホールほどの場所から水か侵入する可能性はあります。これを防止するためには、防水塗装などを施すか、アルミステップのビスを外して接着方式に変更するか・・・になります。
では早速画像にて対応策と状況を。
こちら・・・鉄部とコーキングとシートの錆 施工前

処理後 コーキング剥離・ビス1本交換 鉄錆除去

交換したビスと新しいビス 高耐久性のコンクリートビスなので、腐食が殆どありません。

ではどこから錆が?ということになります。踏み板部分はモルタルですが、それを受けている鉄板部分・・・ここには錆が生じているようですね。
というのも、防水シート施工前に、モルタル面はかなり表面が劣化・・クラックも多数。水が侵入していたことは間違いありません。
防水シートで覆われて、水の侵入は激減してても、逃げ場を探して気化・蒸発・膨張・・目に見えないどこかでコーキングを押し上げたり、逃げ場を探して出てきた模様。
ビス部分に見られる錆は、それが原因のようです。(ビスが錆ているわけではありません。)
点検確認場所






一番腐食が著しい場所

ビスは合計4本交換 著しい腐食はどれもありませんが、一度はずしたので変成シリコンを充填して入れなおしです。

溢れてきたものを後でふき取ります。
コーキングの部分施工




施工前

施工中

施工後

裏面の部分施工と錆除去


鉄骨部分の錆は薬品処理にて除去 但し塗装はしていません。
コーキング 部分剥離後再充填 下記画像の様に剥離後充填です 場所によっては、紙テープでも塗料が剥がれるほどの劣化があります。塗装の時期に来ていることは確かです。

今日のところは、鉄錆除去と膨れ部分の錆研磨とコーキングです。
部分塗装しても、色が変わることと見積前なのでこちらは控えています。
オーナ様にもしばらく様子を見守って頂き、状況次第で塗装の時期になるかもしれません。
施主様のご心配が幾つかあり、回答させていただきます。
① 錆の原因はどこに ?
錆の原因は、水と酸素によって発生します。(錆の多くは、塩素イオン、硫酸イオン、亜硫酸イオンなど「腐食促進要因」を含んでいます。海岸地域などでは、塩害などもあります。)
構築物の場合、水勾配を含め水が入りやすい場所、溜まりやすい場所・日当たりの悪い場所などなど・・様々な複合的な要因があります。
今回点検確認した状況では、指摘を受けた場所以外にも多くの錆が生じており、特に紙テープで塗料が剥がれる場所など複数存在。著しい場所では、かなりの腐食進行があります。
防水シート付近に錆が目立った理由は、シートが明るくきれいであったこと・・つまり目視しやすい場所の錆が
気になった・・・ということになります。
② ビスの品質不良ではないか?
こちらは考えにくいところです。仮に100本のビスがあって、そのうち4本のみ交換。いずれも大きな錆はなく、黒い汚れのみ。・・・もともと高耐久性なのでビスから錆が生じる可能性は低いところです。
③ 今後錆は拡大するか・・・・
現状説明として、塗料の劣化が進行中。
コーキングの防水性は確保できていますが、ピンホールほどの場所から水か侵入する可能性はあります。これを防止するためには、防水塗装などを施すか、アルミステップのビスを外して接着方式に変更するか・・・になります。
では早速画像にて対応策と状況を。
こちら・・・鉄部とコーキングとシートの錆 施工前

処理後 コーキング剥離・ビス1本交換 鉄錆除去

交換したビスと新しいビス 高耐久性のコンクリートビスなので、腐食が殆どありません。

ではどこから錆が?ということになります。踏み板部分はモルタルですが、それを受けている鉄板部分・・・ここには錆が生じているようですね。
というのも、防水シート施工前に、モルタル面はかなり表面が劣化・・クラックも多数。水が侵入していたことは間違いありません。
防水シートで覆われて、水の侵入は激減してても、逃げ場を探して気化・蒸発・膨張・・目に見えないどこかでコーキングを押し上げたり、逃げ場を探して出てきた模様。
ビス部分に見られる錆は、それが原因のようです。(ビスが錆ているわけではありません。)
点検確認場所






一番腐食が著しい場所

ビスは合計4本交換 著しい腐食はどれもありませんが、一度はずしたので変成シリコンを充填して入れなおしです。

溢れてきたものを後でふき取ります。
コーキングの部分施工




施工前

施工中

施工後

裏面の部分施工と錆除去


鉄骨部分の錆は薬品処理にて除去 但し塗装はしていません。
コーキング 部分剥離後再充填 下記画像の様に剥離後充填です 場所によっては、紙テープでも塗料が剥がれるほどの劣化があります。塗装の時期に来ていることは確かです。

今日のところは、鉄錆除去と膨れ部分の錆研磨とコーキングです。
部分塗装しても、色が変わることと見積前なのでこちらは控えています。
オーナ様にもしばらく様子を見守って頂き、状況次第で塗装の時期になるかもしれません。
▲
by xqptd923
| 2016-08-07 18:16
| 今日の仕事
|
Comments(0)